金町『もつ焼き 大渕』。1,000円台でトロトロの煮込みと鮮度抜群の生モツに溺れる。下町の琥珀色ハイボールが身体に染み渡る、呑兵衛必見の「天国に一番近い店」をレポ。

金町

【金町】1,000円台で魂が浄化される…!下町の聖地『もつ焼き 大渕』で溺れる琥珀色の悦楽

喉がカラカラだ。砂漠を三日三晩彷徨った旅人のような足取りで、私は金町駅の改札を抜けた。
目指すは、赤提灯が手招きする「もつ焼き 大渕」。
JR金町駅南口から歩いて数分。そこには、1,000円札が魔法のチケットに変わる「呑兵衛のユートピア」が待っているのだ。

天国への切符(本日の予算)

  • 焼酎ハイボール(天羽の液):360円 × 2杯

  • もつ煮込み:450円

  • 生モツ三種盛り:450円

  • カシラ(タレ):120円

  • 合計:1,740円(税込)

「これだけで天国に行けるなら、現世の悩みなんて安いものだ」と、私は財布を撫でた。

実食レポ:五感を揺さぶる至福の時間

琥珀色の魔水「焼酎ハイボール」

まずはこれだ。下町名物「天羽」を使ったハイボール。

キンキンに冷えたグラスの中で、炭酸がパチパチッと小気味よく弾けている。

グビッ、グビビッ……。

「くはぁっ……!」

喉を突き抜ける刺激のあと、鼻から抜ける謎の甘い香。この一杯のために今日という過酷な労働があったのだ。明日の仕事?そんなものは、この泡と一緒に消えてなくなればいい。

胃袋を抱擁する「もつ煮込み」

続いてやってきたのは、宝石箱のような「煮込み」。

湯気がモクモクと立ち上がり、私の眼鏡を白く曇らせる。

レンゲですくって、ハフハフ言いながら一口。

「……トロットロだ……」

口に入れた瞬間、脂の甘みがジュワ〜ッと溶け出し、濃厚な味噌のコクが舌を包み込む。これはもはや、飲む美容液。店主、これだけのクオリティで450円は、慈善事業か何かなのか?

「カシラ(スタミナ)」

焼き物。スタミナタレをたっぷり纏ったカシラが到着。

炭火の香ばしさがツーンと鼻をくすぐる。

ムギュッ、ジュワ〜ッ!

弾力のある肉から溢れる、肉汁と甘辛いタレのシンフォニー。

この1本120円前後という価格、安すぎて店主の生活が本気で心配になるレベルだ。

鮮度の暴力「生モツ三種盛り」

そして、本日の主役。輝きを放つ「生モツ三種盛り」だ。

まずはシロ。

プリッ、ニュルリ……。

噛んだ瞬間に弾ける鮮度!臭みなんて辞書にない。

タンのコリコリとした食感。噛めば噛むほど、旨味のジュースが溢れ出す。

「あぁ、もう一杯おかわりだ!」と叫びたくなるのを、理性でなんとか抑え込む。

お店の雰囲気と「ここが最高!」まとめ

店内は、お世辞にも広いとは言えない。

肩を寄せ合い、見知らぬ誰かと肘が当たりそうな距離感。だが、それがいい。

  • 「ぎっちり」という名の心地よさ: カウンター席の密度は「満員電車か?」とツッコミたくなるが、酒が入れば皆兄弟。

  • 奥の座敷のギャップ萌え: 狭い店内の奥には座敷があり、ファミリーが楽しそうに宴会をしている。この「日常感」が、酒をさらに旨くする。

  • 魔法の1,000円札: 2,000円もあれば、お腹も心もパンパンに満たされる。

  • 金町の誇り: 丁寧な仕事が光る生モツ。これに出会えただけで、今日という日は「大吉」確定。

二人で訪れた私は、相方の幸せそうな顔を見ながら確信した。

ここは、単なる「安酒場」ではない。日々の戦いに疲れた大人たちが、1,000円札を握りしめて駆け込む「魂の再生工場」なのだ。

ごちそうさまでした。また、魂を浄化しに来ます。

今回お邪魔したお店はこちら

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