【恵比寿】駅近くに2025年4月開店した海鮮和食店「上ノ佐藤」は、鮮魚・地酒にこだわりながらも敷居を高くしすぎず、接待にも普段使いにも使える落ち着いた一軒としておすすめです。

東京都

上ノ佐藤はこんなお店

恵比寿・恵比寿西エリアに2025年4月にオープンした海鮮和食店「恵比寿 上ノ佐藤」。お店を運営する母体は、伝統的な割烹・和食の技術を重視しつつ、敷居を下げて「日常使いできる本物の味」を目指すという理念を掲げています。

店内は白木を基調にした落ち着きある和の空間。カウンター席10席、テーブル席、個室(4~6名)を備え、全体で43席とゆとりを持たせています。「映えを狙わず、料理と酒の本質で勝負する」と語る店主の考え方が、設えやメニューに現れているのも興味深い部分。

恵比寿駅から徒歩数分という立地で、接待や会食、気軽な夜の一献、そしてひとり客にも使いやすい構えになっています。

「お通し(きのこのサラダ風)」

最初に出されたお通しは、きのこを使った和風のサラダ風味。しっとりとした食感に、ほんのり酸味と出汁の甘みがほんのり溶け込む上品な味わい。序盤から「この店、ただ者じゃないな」と感じさせる一品です。

「ポテトサラダ(細切りじゃが芋風)」

マヨネーズベースではなく、細切りにしたじゃが芋を生かした和風仕立て。軽く和えられ、歯触りとじゃがいもの風味がじわりと響きます。こういう“ひねり”のある家庭料理風な一品が、意外と酒のあてになるのです。

「刺身盛り合わせ」

登場した刺身盛りは文句なし。中には金目鯛が鎮座し、鮮度よく光る切り身の数々。噛むごとにそれぞれの魚の旨味がじわりと滲み、薬味とわずかな醤油が引き締め役として効いています。素材の質の高さを感じさせます。

「黒バイガイの煮物」

貝の煮物が出されたとき、つぶ貝か黒バイガイか――店主に尋ねたところ「黒バイガイ」とのこと。噛むほどに風味と磯の香りがじんわり。煮汁は甘すぎず、旨味が染み込んでいて、ご飯が欲しくなるような存在感でした。

「紀土(冷酒)」

次にお願いしたのは、和歌山の銘酒「紀土(きっど)」を冷酒で。すっきりとしたのど越し、米の柔らかな甘みと余韻。食中酒としてふさわしく、料理に寄り添いつつも存在感がある一杯でした。

「アユの揚げもの(骨まで食べられる)」

次にやってきたのはアユの姿揚げ。頭から尻尾までカリッと揚げてあり、骨も気にならずぱりぱりといただけます。揚げ油のくどさはなく、魚の香ばしさとほのかな苦みが酒を呼びます。

「冷酒もう一杯」

意外と杯が進みます。酒のチョイスも程よく変化をつけてくれて飽きさせない。柔らかな香りのもの、切れ味鋭いものと織り交ぜながら、酒の流れを作ってくれました。

「いかしゅうまい」

最後の料理は、いかしゅうまい。ふんわりとした皮の中から、いかの甘みが際立つ餡が顔を出します。噛むと磯と旨味がじんわりと広がり、「ああ、いい締めだ」と歓びを覚える味です。

「お新香盛り合わせ」

そして締めにお新香盛り。香のバラエティと塩味のバランスが絶妙で、口をさっぱりさせてくれる名脇役。酒と料理の余韻を整えてくれる名刺代わりの一品です。(このあと、〆のお茶やご飯、汁ものなどがあってもおかしくない構成ですが、訪問時にはこれくらいで満足でした。)

ごちそうさまでした!

恵比寿・上ノ佐藤は、割烹と居酒屋のちょうど間を絶妙に狙った和食空間。料理は特別派手ではありませんが、素材と技がしっかり感じられる構成。酒のラインナップも季節や銘柄を揃えていて、「この料理にこの酒」というマッチングに心を配ってくれます。接待にも使える落ち着き、かつ無理のない価格帯も魅力。強い印象や大仰な演出を期待すると肩透かしをくらうかもしれませんが、「いい和食をちょっと贅沢に夜飲みしたい」そんな方にはうってつけの店。記憶に残る晩酌の一席になりました。

店舗情報

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